アンガーコントロールとは?上手な怒り方・指摘の仕方を具体的に解説

あー、怒らなければよかった… 一呼吸入れてから喋ればよかった…と怒ったり、言いたい事をぶちまけた後にそう思った事ってありませんか。
言った直後では無く、少し経って怒った相手と気まずくなった時にそう実感する事が多いですよね。
また、怒った後、少し時間が経つと、怒った相手がどの位傷ついてしまったのか?どう思っているのか?と後悔してしまいますよね。
感情を込めて言いたい事だけを言ってしまえば、その時はすっきりするかもしれませんが、その後の人間関係に影響を及ぼし、後々後悔するものです。
極端な例ですが、「アンガーコントロール」を全く出来ない方の一部には、「口」だけでは無く、「手」を出してしまう方がいます。
「手」を出してしまう事は致命的であり、取り返しのつかない事です。よく、ニュースで報じられている事件の犯人の動機で「つい、カッとなってやってしまった。」と言うセリフを聞いた事があると思います。
今回は、「アンガーコントロールとは?上手な怒り方・指摘の仕方を具体的に解説」について紹介します。
もくじ
1.アンガーコントロール
2.上手な怒り方・指摘の仕方
3.すぬつくの経験
4.まとめ
アンガーコントロール

アンガーコントロールとは?
アンガーコントロールとは、「怒りと上手にコントロール(制御)」する方法の事です。自分や他人の「怒り」に振り回されず、「怒り」を上手にコントロールすることで快適な生活やより良い人生を目指していこうとするための手段です。
一説には、「人は怒りを上手にコントロールできると、年収が約2倍になり、平均寿命が7年長くなる」とも言われています。
モチラボ
アンガーコントロールの具体的な方法
先ず、怒りたくなる時、指摘したくなる時に一呼吸入れるクセをつけましょう。ポイントは怒りの沸点に達している状態から如何に下げるかです。
ここで言う「一呼吸」とは約5秒です。怒りの沸点に達してから「5秒」間我慢するのです。そんな一呼吸(5秒間)を入れるクセを付けるって言っても簡単には出来ないよ。って場合には、次の事を試してみて下さい。
基本的には、怒りは時間と比例して徐々に減少傾向になります。
怒る、指摘する相手の顔をよく見て、「一生懸命にやったけど少し間違っちゃったんだよね。」、「お願いする時の伝え方が不味かったんだよね。」、「今メチャクチャ怒ったら凹むハズ、自分が逆の立場でも凹むハズ」と呪文の様に頭の中で唱えて下さい。自然と一呼吸(5秒)おけます。
ポイント
・怒った後の相手の事(気持ち)を考える!
又は、相手が言っている事や今起きている現象を自分の頭の中でもう一度整をするクセを付ける事です。
中途半端に理解して怒ってしまう事も防止出来ますし、この頭の中で整理をする(約5秒程度)事で自然と怒りの沸点状態から下げる事も出来ます。(一呼吸おけます)
そもそも、相手が言った事や相手の行為が正しくて、自身が何か勘違いをしてしまった状態で怒ってしまうと言う事もあります。皆さんも一度は経験があるのではないでしょうか?
ポイント
・自身が勘違いしているかもしれないと思い、相手が言った事、相手の行為を自身の頭の中で整理する。
上手な怒り方、指摘の仕方

基本的に否定をしない事です。大ズレであっても、訳が分からない様な事でもです。先ず、相手がやった行為、発言した内容自体を認めましょう。
え?訳が分からないよ。と思うかもしれませんね。具体例で解説します。
上手な怒り方、指摘の具体例
もし、ある部下に「A」と言う案件の調査をお願いして、その報告に来てくれたとします。部下は頼んだハズの「A」案件では無く、別の「B」案件の説明を始めました。
この時点で、貴方に余裕が無く(時間が無い等)直ぐキレてしまうかもしれない状況ですが、少し待ってください。ここが分岐点です。
この場合の「アンガーコントロール」法は、先ず部下が調べてくれた「B」案件の内容について認めてあげて下さい。「B」案件の調査内容が良かったら「良く調べた。」等具体的に認めて下さい。
この時点で「貴方の怒りの沸点」はかなり下がっています。(5秒以上は経過しているハズです。)
その後に、肝心の「A」案件について調べて欲しいとお願いしたハズだよ。と言って下さい。「B」案件がここまで上手に調べられたのだから「A」も直ぐに出来るよね。と言ってあげると「上手に指摘」出来ます。
ポイント
・称賛と提案をセットで使う。
すぬつくの経験
すぬつくもちょっと前迄は今回紹介したアンガーコントロールなんて全く興味がありませんでしたし、実践もしていませんでした。
やっぱり、すぐに言いたい事を言って後で気まずくなる事が結構ありました。すぬつくの場合、会社の中のよりも、子供や奥さんに対して多かったと思います。
今回紹介した様な事を研修やセミナーで学んでからは考え方が180°変わりましたし、その様に行動する事で会社の中や、家庭内の関係性も良好になりました。
まとめ
結局、同じ事を伝えるのに怒りながら伝えるのと、肯定しながら更に良くする為には、「~してね」と伝えるのでは相手が受け取る際のモチベーションとストレスの蓄積は雲泥の差があり、その後の人間関係にも大きな影響を及ぼします。
怒る事は重要ですが、感情のままに怒る事はオススメしません。是非今回紹介した事を実践してみては如何ですか。