他者を巻き込むコミュニケーション能力「報告・連絡・相談」とは?

職場で仕事が上手くいっている、ストレスが溜まっていない人とそうではない人との「差」は一体何なのでしょうか。と疑問を持った事ってありませんか?
個人の知識や経験も多少関係があるかもしれませんが、実はこの「差」はコミュニケーション能力の差なのです。
今回は、事例を基に「他者を巻き込むコミュニケーション能力 「報告・連絡・相談」」について紹介します。
もくじ
1.コミュニケーション能力とは?
2.「他者を巻き込む力」についての事例解説
3.自分だけで抱え込むとストレスが溜まる
4.コミュニケーションスキル「報告・連絡・相談」で上司を巻き込む
5.すぬつくの経験
6.まとめ
もくじ
コミュニケーション能力とは?

近年のビジネスシーンにおいて「コミュニケーション能力 」という場合、 以下の3つの力が特に重要視されています。
コミュニケーション能力
・他者を巻き込む力
・理解させる・説得する力
・理論的に伝える力
「他者を巻き込む力」についての事例解説

よくある仕事の流れを基に事例を解説します。先ずは、主役は「B」さんとしましょう。
「B」さんは主管部門の担当者です。主管部門なのですから、各部門から様々なデータ(経費、要員、資産etc)を期限を設定して集計して、会社としてまとめて上司に報告すると言った仕事をしています。
大抵、各部門の経費、要員、資産を取りまとめている「A」に該当するのは責任のある各部門の役職者です。
「B」さんからすれば部門は違えど自分より上位の階級の人達に対して期限を設定してデータをリクエストする訳です。
そして、各部門のデータが出そろって全体をまとめて自分の上司である「C」に報告して一連の業務がクローズすると言った流れです。
自分だけで抱え込むとストレスが溜まる

各部門の「A」が主管部門の意図するデータでは無いものを送付してきたり、新規で新しいデータを集計する場合、「A」から貰うデータを修正しなければならないケースが多々出てきます。
「A」のデータが間違っていたり、前回のデータと大きく異なっている場合は分析が必要なので「B」から「A」に修正や分析依頼をすればよいのですが、ここで躓くケースが多いようです。
ストレスが溜まり易い人の特徴としては、自分より上位階級の人達とのコミュニケーション(折衝や調整)が上手く出来ず、自分で抱え込み(本来「A」が実施すべき修正や分析を「B」が実施してしまう)、その影響で期限を守れなく「C」からの叱咤されると言った状況になってしまいがちです。
その結果、「B」のストレス蓄積は多大なものになります。
コミュニケーションスキル「報告・連絡・相談」で上司を巻き込む

自分より上位の階級の人達との折衝や調整にストレスや苦手意識が無い人はそのままで問題ありません。しかし、大抵の人は苦手意識があるでしょう。
この様な場合は、自分の上司を必ず利用しましょう。先ずは、調整が必要となった時「A」に連絡する前に自分の上司である「C」に報告し、これから修正、分析依頼をします。期限は何時までです。と言った後に「A」と折衝・調整に入ります。
これらの折衝・調整が上手く行かなそうな場合、直ぐに「C」に状況を報告し、場合によっては、「C」に調整をして貰いましょう。
要は所処でコミュニケーションスキルの「報告・連絡・相談」を上手くしておけば良いのです。なんだ、「 報告・連絡・相談 」かぁ。と思った人が多いと思いますが、本当に基本的で重要な事なのです。
すぬつくの経験
すぬつくの周りで、ストレスの蓄積によりうつ病に発展してしまった人の大多数は、今回紹介した事例に類似しています。
自分からの相談も必要ですが、職場で互いに声かけをしたり、上司側も部下の悩み処を把握しておけば、ストレスの蓄積具合は違うでしょう。
因みに、すぬつく自体はヤバそうであれば直ぐに上司に報告してしまいます。何故なら、報告≒一緒にピンチになって貰う。と思っているからです。
少しズルい考え方かもしれませんが、こうでもしないとストレスに圧し潰されてしまいます。
まとめ
どの様な状況であれ、自分だけで抱え込んでしまう事はストレスの蓄積に繋がり、自身の健康に影響を及ぼします。何でも困ったら相談する事が初めの一歩です。
相談をしても聞いてくれない、逆に自分で何とかしろ!なんて回答が来る様な職場は、その職場や上司、更には会社自体に問題があります。この場合は、ブラックなヤバい会社の可能性がありますので、客観的にその職場を診断してみましょう。