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集団心理とは?職場で発生する集団心理に呑まれて不幸にならない対策紹介

2020/03/03
 
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「イヤな上司・部下・同僚との人間関係」 「ブラックなヤバい企業・社畜・ハラスメントの悩み」 「職場での良好なコミュニケーションの取り方」 「誰も教えてくれない昇進・人事評価の仕組み」 「会社を辞めたい」 「潰れる会社の特徴」 こんな悩みの解決法を「すぬつく」が こっそりお教え致します。 宜しくお願いします。

もくじ
1. 集団心理とは
2. 職場にも集団心理は発生する
3. 集団心理が発生している時にリスクをよく考えてから行動しないと不幸になる事例
4. すぬつくの経験
5. まとめ

集団心理とは

ほとんどの人が、他人の行動に引きずられてしまう傾向があります。特に、個人が確立されていない社会や、精神的に未熟な子供にはこの傾向が強いと言われています。

時として、集団になると、いったいどうしてこんなに、意味不明な行動に走ってしまうのだろうと首をかしげる事があります。これらの原因の根底には「集団心理」があります。

「集団心理」とは、社会心理学上では、「集団の中に於いて起こる特殊な心理状態」と定義されています。そして、「特殊な心理状態」とは具体的には以下の事です。

最近の事例では、渋谷ハロウィンでの「軽トラ横転事件」がそれに当たります。冷静に考えれば、この行動を取れば、その後にどの様な状況が待ち受けているかは明白です。

  • 匿名性が強い→個人を特定されない→個人の言動や行動の責任を追及され難くなる 。逆に個人を特定されると正反対の心理状態になる。
  • 強い力を有していると錯覚する→集団で同じ言動・行動を取る様になる為、数で優勢になる。その為強大な数の力が自身の力と錯覚してしまう事がある。

特に「匿名性が強い」と言う心理状態は強力です。集団の中にいて個人が特定されにくい状況においては、無意識のうちに責任を持たなくていいという心理状態になり易く、道徳性の低下に繋がります。

以下に、「集団の中に於いて起こる特殊な心理状態」中に陥り易い状態について列記します。

  • 道徳性が低下し易くなる
  • 思考が単純になり易くなる
  • 暗示に掛かり易くなる

道徳性が低下し易くなる

やってはいけないと分かっていても、周囲がやっているから大丈夫だろうとやってしまう事です。具体的には、ゴミのポイ捨て・信号無視・万引き等の犯罪行為です。

思考が単純になり易くなる

個人でいる時はしっかり考えて物事を決めますが、集団でいる時になると多数の意見に逆らう事はせずに、「それでいいか」と深く考えずに単純にその意見を受け入れる事です。

暗示に掛かり易くなる

集団でいると冷静な判断が出来なくなり、暗示に掛かったかの様に周囲の行動や言動に従ってしまうものです。

具体的には、多くの人が居る処で震災や火災が発生した際に、沢山非常口があるのに冷静な判断が出来ず、人が多く群がっている非常口に殺到してしまう事です。

これは、冷静な判断が出来ず、無意識に集団と同じ行動を取りたがると言う状態です。

職場にも集団心理は発生する

集団心理が無い職場はありえません。社会に存在している以上、集団心理は少なからず存在します。

そこで、集団心理が働いていてもそのリスクをよく考えて正しい行動(自分や他人にとって最良の行動)を取らないと、自分や周りの人を不幸にしてしまう事があります。

定時になっても皆残っている、帰り難いなぁ。と思った事はないでしょうか。定時で帰るなんてありえない。と言う集団心理に陥っていませんか?

因みに、ブラック企業の大多数が経営者の都合の良い様に集団心理を仕向けている場合があります。 ブラック企業については以下を参照下さい。

集団心理が発生している時にリスクをよく考えてから行動しないと不幸になる事例

平日の飲み会(次の日車通勤)

貴方は毎朝6時に家を出て車で一時間かけて通勤している会社員だとします。人事異動が発表され、急遽送別会を行う事になりました。突然の発表の為、週末の居酒屋の予約が困難で平日の送別会となりました。更には、異動となるのは皆がお世話になった役員の方であると言う状況です。

この様なケースでは、その「送別会」に出席しない様なメンバーは恩知らずとの考えが働きます。また、役員の送別会で課長代理や課長といった比較的低位役職者が出席してもお酒を飲まない、二次会にも付き合わないと「課長のくせに付き合いの悪い奴」と言う心理も少なからず働きます。

一方、リスクと言う観点から考えると、次の日朝6時にお酒が抜けているかと言うと怪しい状態です。もしお酒が抜けていない状態で通勤して事故でも起こしたら、飲酒運転で懲戒解雇、自身の家族や被害者の家族に多大な影響を及ぼします。

更には、勤めていた会社へのマイナス影響も大きいでしょう。自身と周囲のリスクをよく考えれば、自ずと取るべき行動は絞られてきます。

この事例の場合、「送別会に行かない。若しくは行ってもお酒を飲まない」が正しい選択です。

データの改ざん

貴方は生産会社の品質管理担当者とします。製造された製品の品質特性のデータを担当していますが、毎回検査データは規格値に入る事はありません。大体5回測定して1回位規格値に入ればよい方です。

1回の測定は15分位掛かり結局の処、規格値に入るまで測定させられるので、周りも自分も1回測定してそのデータをそのまま転記せずに合格値を勝手に記載する様になってしまっています。

何故なら周囲も同様にしており、それが当たり前になっているからです。最初こそ違和感がありましたが、周囲も同じ様にしている事からそれが当たり前になってしまっていました。

この事例のリスクは、「データの改ざん」が起点となり本人にはペナルティーが科せられ(懲戒解雇もあり)会社としては製品の回収・信頼を失うと言う多大な損害を被る事になります。

自身と周囲のリスクをよく考えれば、自ずと取るべき行動は絞られてきます。この事例の場合、「製品検査のデータが何回か測定しないと規格値に入らない。」と上層部にエスカレーションする事が正しい選択です。

すぬつくの経験

皆と同じ様な行動をしていれば安心なのですが、すぬつくの場合、長い社畜生活で、「そもそも行動を取る目的は何か。その結果得られるものは何か。」をセットで考える様、訓練させられているので、ついつい他人と違う行動を取る事があります。勿論、会社の中だけです。

まとめ

皆と同じ様な行動をしていれば安心なのですが、 その時取る行動のリスクを一緒に考えないと時には大きな不幸を招いてしまう事があります。

今回の事例で紹介した様なケースやもっと大きな不幸に遭遇してしまう様なケースもあります。職場の誰もがやっているので問題ないと思っていませんか?

取り返しのつかない状況になる前に、日頃から「その行動に於けるリスクが何か」を考える癖と、「他人とは別の行動を取る勇気」を持つ癖をつけてみては如何ですか。

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