現役大手管理職が教える単身赴任(異動・出向)を事前に防ぐ方法【保存版】

誰々さん、ちょっと時間ある?と上司に呼び出されて二人きりで会議室に入る場合、8割以上の確率で異動か出向の内示の件です。
すぬつくの場合、色んな事を経験したい好奇心と飽き易い性格から、単身赴任(異動・出向)は全然OKなのですが、中には絶対にNGと言う方もいます。
そこで、今回は人事異動に伴い、単身赴任(異動・出向)で生活環境が変わる事を事前に防ぎたい人に向けて、人事異動決定のプロセスと単身赴任(異動・出向)を回避出来る「裏技」を紹介します。
もくじ
1.就業規則を確認しよう
2.人事異動の決定プロセスを知っておこう
3.単身赴任(異動・出向)を回避するには
4.すぬつくの経験
5.まとめ
もくじ
就業規則を確認しよう

入社する際に、異動や出向の説明やそれに関する資料が配布されていたと思います。先ず覚えている人はいないと思いますが。
大概の人は覚えていませんよね。しかし、会社側は業務指示として従業員を異動させる事が出来ます。勿論社内の部門間異動であったり、他事業所への異動、関係会社への出向も含みます。
基本的には、業務指示なので断る事が出来ません。業務指示で異動がある前提で入社したので仕方がありません。
就業規則は何処で確認すればよい?
全ての従業員が確認出来る処にあるバズです。大概の会社では自社のイントラネット用ホームページで各種規則を掲載しているハズです。確認してみて下さい。
もし、自社のイントラネット用ホームページで掲載していない場合は、人事関連の部門に言って見せてもらえるはずです。
見せてもらえない場合は、就業規則自体が無いのかもしれません。それって、会社としてNGです。ブラックでヤバい会社の可能性があります。詳しくは過去記事を参照下さい。
人事異動の決定プロセスを知っておこう

会社によって異なりますが、大抵の会社では大きく分けて年に3回大きな人事異動や組織変更を行うタイミングがあります。1月、4月、7月の3回です。
人事異動・組織変更の規模の順で言うと、1月>7月>4月となります。
何時頃から人事異動って決まるの?
人事異動・組織変更はその発令の2ヵ月前位から2週間前位の間で大体決まります。1月1日付けの人事異動や組織変更は10月末位には完了しているのが相場です。
その為、9月下旬から10月上旬を皮切りに最適な組織をどうするかの議論がにわかに始まります。その議論に伴い、人事異動の議論も併せて実施されます。
単身赴任(異動・出向)を回避するには

会社の業務命令で単身赴任(異動・出向)は受けなくてはなりませんが、自身ではどうしようも無い理由があれば回避出来るでしょう。但し、常に上司にはその旨伝えておかなければならない等の制約はあります。
単身赴任(異動・出向)が「出来るor出来ない」理由
単身赴任(異動・出向)を回避出来る理由
この理由だと、単身赴任(異動・出向)を回避する事が出来る
・親(子、妻)の介護で単身赴任が出来ない。
・親(子、妻)の持病で土曜日は通院の為必ず親の面倒を診なくてはならない。
解説
会社の業務命令で異動や出向は受けなくてはなりませんが、自身ではどうしようも無い理由があれば回避出来るでしょう。
但し、本人に単身赴任(異動・出向)の話が出てから、この様な理由で異動出来ないと言う事を言ってもダメです。このタイミングで言って拒絶すると揉める原因となります。
当然ですよね、異動先職場や出向先と調整が終わり、最終的に本人に通告するので、この時点で拒絶されると話になりません。
本人に単身赴任(異動・出向)の話が出る前から、この様な理由で異動出来ないと上司にインプットしておく事が重要です。この様な情報があれば、そもそも異動対象外になるからです。
単身赴任(異動・出向)を回避出来ない理由
この理由では、単身赴任(異動・出向)を回避する事は出来ない
・子供が小さいのでなるべく一緒に居たい。(本人の希望)
・土日は子供の送迎があるので、単身赴任は出来ない。(送迎は別の家族が出来る)
解説
自身ではどうしようも無い理由では無いので、上記の理由では単身赴任(異動・出向)を回避する事は出来ないでしょう。
土壇場で単身赴任(異動・出向)を断った時の人事評価影響
正当な理由無しに単身赴任(異動・出向)を断る事は出来ません。断る事が出来ないのに「断る」と言う矛盾した事をしてしまった時の影響について紹介します。
先に紹介した様に本人に告知するタイミングは、相手先職場や相手先の会社と調整が済んだ後です。これを覆す為には相当な労力と対価が必要です。
断った本人は勿論、その上司も同様にペナルティがあります。ここで言うペナルティとは、少なくても人事評価は下がる事です。それ以外の影響は以下参照です。
正当な理由無しに土壇場で単身赴任(異動・出向)を断った際の影響
・部下(断った本人)…断れないルールなのに断ってしまう。(会社には居られなくなる)
・上司…部下をコントロール出来ていないとの判断になる。即ちマネジメント能力に疑いが掛かる。
単身赴任(異動・出向)がどうしてもイヤで告知を受けてしっまった場合は転職する事も選択肢に入れてみては如何ですか。
すぬつくの経験
夫々の置かれている環境や考え方が異なりますので、強制は出来ませんが、すぬつくは、長いサラリーマン生活で色んな職場や業種を経験した方が良いと思っています。
特に海外取引先への出向や海外の職場に異動と言ったタイミングは絶好のチャンスです。会社の厚い手当てを貰える上に自身の経験値が驚くほど上がるからです。
確かに新しい環境に慣れる事に対して抵抗があると思いますが、自身の経験値を上げると言う意味では絶好のチャンスだと思います。
まとめ
自身の家族環境やポリシーで絶対に家族から離れたくない、離れられないと言う方は、是非今回紹介した単身赴任(異動・出向)対象から除外される「裏技」を使ってください。9割以上の確率で単身赴任(異動・出向)対象外になります。
但し、単身赴任(異動・出向)を告知された時に、理由を言って断る様では遅すぎますので、この「裏技」を使うには前提条件があります。その前提条件は常日頃からこの理由を上司に言っておく事です。