悩みとは?どんな悩みも解決するたった2つの考え方と魔法のキーワード

仕事が終わらない、どうしよう…明日会社に行きたくないなぁ。また明日パワハラチックな上司と顔を合わせたくないなぁ。試験の結果が発表される、いやだなぁ。気になるあの子と親密になりたいなぁ。
皆さん、色々な悩みを持っていますよね。悩みを解決するには、その原因を特定し解決するか、その悩み自体を忘れるかの何れかです。
今回は、悩みの原因が何か気付かせてくれる魔法のキーワードを紹介します。
もくじ
1. 悩みとは?
2. 悩みの原因が何か気付かせてくれる魔法のキーワード
3. すぬつくの経験
4. まとめ
悩みとは?
悩むこと。思い苦しむこと。思いわずらうこと
大辞林 第三版 より
悩みの原因が何か気付かせてくれる魔法のキーワード

そもそもなんで?
そもそも、何で悩んでいるのでしょうか?その原因を再認識させてくるキーワードが「そもそも、なんで?」 です。簡単ですよね。
それでは、事例と共に使い方を解説していきます。「そもそも何で?」に続く原因は沢山ありますが事例ではその一部のみを紹介します。
- 成績が悪い事に悩んでいる。→そもそも何で?成績が悪いのか?→勉強していない。→勉強すれば解決に近づく
- 上司に報告する度に怒られる事に悩んでいる。→ そもそも何で?怒られてしまうのか?→上司がして欲しい事と自分が実行した結果が異なる。→事前に上司とアウトプットイメージを合わせる。
- 人間関係に悩んでいる。→ そもそも何で?人間関係に悩んでいるの?→Aさんは苦手→何で苦手なの?→ズバズバ物事をハッキリと言うから→考え方を変えてみる。(リフレーミング)→Aさんは素直で裏表の無い人、自分には出来ない事が出来る。→Aさんについてもう少し知ってみよう。
【関連記事:リフレーミング、アウトプットイメージ】
「そもそも、何で」は悩みの原因を特定するのみのキーワードではありません。様々な使い方があります。例えば、実務や人生の岐路に立たされた時にその後の「行動」をどの様に取るか判断する為にも使う事が出来ます。
実務を「そもそも、なんで?」で見直してみよう。

上の図を見てください。この図は、ある業務の流れ(フロー)を示しています。この業務フローを基に事例を紹介していきます。「昔」の部分を見てください。
ある時、システム入力したデータに間違いがある事に気が付きました。その対策で、他の人がそのデータを確認する作業を追加しました。(B:Aの入力の確認)月日が経って、途中でシステムにデータを入力した際に、自動でそのデータを検証してくれるソフトを追加しました。
しかし、その後もBのデータ入力の確認を継続しているとします。この場合、Bのデータの確認は、そもそも、Aのデータ入力の間違いを確認する作業なので、自動で検証してくれるソフトを入れた時点で廃止すべきなのです。
Bの作業の目的(そもそも何でBの作業を実施していたか?)を考えていないと、この様な状態になってしまいます。
これは、ほんの一例ですが、自分の携わっている業務の一つ一つに対して、「そもそもなんで?」と考えると、やらなくても良い業務が非常に多い事が分かります。それを発見して、改善(排除)するだけで、貴方の負荷は低減しますし、ストレス蓄積防止にも繋がるでしょう。また、自身の業務遂行率も高くなります。
岐路に立たされた時の「そもそも、なんで?」①
次に、仕事自体に対する「そもそも、なんで?」の事例です。そもそもなんで仕事をしているの?と考えると、生活する為に仕事の対価で報酬を得ると言うのが一般的ですよね。
更にもう一歩深堀りすると、その生活についてです。色々あると思います。少しでも生活の水準を高める事に赴きを置く人もいれば、家族との時間に赴きを置く方、自分のスキルアップに赴きを置く方と夫々ですよね。
例えば、会社から海外出向(最低5年間)を言われたとしましょう、そもそも家族との時間に赴きを置いている人は断るべきです。また、自己のスキルアップに赴きを置いている人は承諾すべきでしょう。
ここでも、そもそもなんのために働いているのか?に立ち戻ってみると色々な岐路に立たされた時に悩まなくて済む事でしょう。
岐路に立たされた時の「そもそも、なんで?」②
最後に、進学についての「そもそも、なんで?」ですが、これは、殆どの方々が該当するのではないかと思います。
例えば、皆が高校に行くから、大学に行くから自分も(私も)行こう。その為に受験勉強をしている。そもそも、なんで?皆が行くから自分も行かなくてはならないのでしょうか?大きな枠での集団心理が働いていますよね。
何の為に大学に行くのでしょうか。なんとなく、しょうがないから、親に言われたからですよね。そもそも、何の為に大学に行くのか?をこれ位の年齢の時に、考えられる様な人は凄いと思います。もし、そう考えられる人は、大学は選択肢の一つでしかありません。
例えば、本当に目指すべき姿が「騎手」であれば直ぐに競馬学校に行くべきだし、ユーチューバーになりたければ、徹底的にその勉強をすれば良いのです。
【関連記事:集団心理】
すぬつくの経験
何を隠そう、すぬつくも進学に対しては、なんとなく皆が大学に行くからと言って進学しましたし、会社に入ってからも暫くは、その業務がそもそも、何のためにやっているのかなんて考えたこともありませんでした。
只々上司に言われるままの業務をこなしていました。上司に言われた事を早く正確にやる事が全てだと思っていました。
しかし、ある研修で「そもそも、なんで?」をキーワードにその目的・背景を理解しないと成長はないと教えられました。その時凄い衝撃を受けたのを覚えています。
まとめ
今回紹介した「そもそも、なんで?」は物事の目的・背景を再確認する際のキーワードです。殆どの悩みの原因はこの「目的・背景」を再確認する事で原因に辿り着けます。
原因の特定が出来たら後はあなた次第です。その原因を排除する為に「行動」出来るか否かです。
最後に、このキーワードを使う時の注意すべき点は、「そもそも、なんで?そうなるの?」が口癖になってしまうと、周りからは、理屈っぽいヤツだなぁと煙たがれる可能性がありますので、考え方だけであまり口には出さない方が良いでしょう